初めて乗るなら両輪駆動! | サイクルショップショーワのブログ

初めて乗るなら両輪駆動!

ブリヂストンサイクルの電動自転車のTVコマーシャル放映中です。

 

販売店にもポスターやポップが配られ春の売り出しの準備が始まりました。

キャッチコピーは「初めて乗るなら両輪駆動!」です。

 

電動自転車のパイオニアはヤマハPASです。

 

でも、ヤマハはオートバイのメーカーで自転車工場がありません。

そこでヤマハは自転車の国内トップメーカーブリヂストンサイクルと協力して電動自転車を世に出しました。

 

モーター部はヤマハ。

自転車本体はブリヂストン。

 

2社はヤマハがPAS、ブリヂストンがアシスタというブランドで販売しましたが、基本は同じモノでした。

 

その後、パナソニック、ホンダ(撤退)、サンヨー(撤退)etc・・と多くのメーカーが追従し進化の歴史を作りました。

 

。。。。。。。。。

 

 

3年ほど前、ブリヂストンサイクルが電気メーカー(名前は明かしません)と提携しオリジナルの電動自転車を発表しました。

 

ヤマハがサドル、バッテリーの下(真ん中低重心)にモーターを付けて後輪をアシストするのに対しブリヂストンは前輪中心にモーターを付けて前輪をアシストする前輪駆動。

 

前輪駆動車は過去にもサンヨーが出した事がありましたが、当店は販売をしませんでした。

 

前輪駆動車が急坂の多い我が街に合わないと判断したからです。

 

・・・

 

我が町には多くの自転車テストコースがあります。

急坂、急カーブの連続です。

 

サンヨーの前輪駆動車が開発された時、我が町テストコースで前輪駆動車の弱点を体感しました。

 

 

走り出しは感動しました。

 

前輪アシスト、後輪足力の両輪駆動の走り出し、しっかりとタイヤが地面に吸い付くような感覚です。

 

自転車の革命!新時代の自転車だ!とも思いました。

 

でも、急坂に差し掛かかり体重心が後ろに移動した時、前輪が滑り(空回り)ました。

 

又、ローラー台練習等で登り坂ハンドリングバランスを知っている選手なら別ですが、普通に急坂を登る時のハンドルの左右のブレがアシストに反応してしまうという事がわかりました。

 

ペダルを踏むたびに「右左!右左!」と左右に引っ張られるという事です。

 

直角の角を曲がる時もペダルを踏むと前輪から引っ張られ大回りになってしまうし・・・・・。

 

???

 

。。。。。。

 

ブリヂストンサイクルがこの前輪駆動を発表した時、急坂での弱点に対しコントロールする機能が付いているという説明をしました。

 

当店担当セールスが試乗車を持ってきて下さり、我が町テストコースを走りました。

 

急坂、急コーナーで滑る事も突っ込む事もなく「さすがブリヂストンだ!」と感動しましたが・・・・・・

 

唯一、ヤマハに比べ急坂でのアシストパワーが弱いように感じました。

家内も同じような事を言ってました。

 

前輪が滑らないようにコントロールされる機能がそう感じさせるのでしょうか????

坂が登れないという事ではないですよ。

 

ヤマハの「グイグイ」と比べてという事です。

 

♪坂道強いぞ!パスパスパス!♪というコマーシャルがあったようにヤマハは急坂に自信を持っているからね。

 

ブリヂストンの長所はタイヤの接着力と下り坂での回生充電ブレーキ?

まるで自動車のエンジンブレーキのような感覚。

 

当店では2社の特徴を生かした販売を考えています。

 

 

 

P、S、

 

「初めて乗るなら両輪駆動!」

 

そのコピーに上手に考えたなぁ・・・と感心しています。

 

あえて前輪駆動と言わない事と初めて乗るんだったらヤマハと比べる事もないしね。

 

ヤマハの当店担当セールスマンに「乗り換えるなら坂道強いぞ!PAS」ってコマーシャル入れれば面白いのになぁ・・・!

 

と冗談を言い合っています。

 

ヤマハvsブリヂストン!

電動対決!前輪駆動か?後輪駆動か?

 

おもしろくなって来たぞ!