高校野球エール交換
早じまいのお知らせ。
7月8日(日)午後4時までとさせていただきます。
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高校野球夏季大会が開幕します。
県内高校の野球部、応援団、ブラバン部、バトン部も本番に向けて最終調整に入っていることでしょう。
当店のブログの検索ワードに高校野球から入って来てくださる方が増えました。
その中に「エール交換セリフ」というものがありましたので答えさせていただきます。
70年代の儀式です。
試合前の応援スタンドではブラバンの音合わせに始まり、応援団の場所決め(団長、旗手、太鼓の位置)と発声練習が行われます。
旗手は大団旗(校旗)を丁重に整え掲げる準備をします。
相手高の応援団幹部との打ち合わせの為、応援団長、副団長、統制団長(親衛隊長)の3名が相手高の陣(応援席)へ出向きます。
格下の高校が行く事が礼儀ですが、シード校、強豪校応援団幹部はちゃんと格下の高校の動きを察していて待ってる事をしません。
1塁側、3塁側から応援団歩きをして来た両校幹部6人がネット裏で対面します。
「押忍!」「押忍!」
自己紹介を終えた後、エール交換の順番確認(試合前は先攻校から、試合後は勝利校から)。
フレ!フレ!○○○を何と言うのか?確認。
たとえば横浜南海高校の場合「横浜」と言うのか?「南高」と言うのか?「横南」と言うのか?
試合10分前に両校の大団旗掲揚を合図にエール交換の体勢に入ります。
応援団は足を肩幅より少し開いた状態で踏ん張り、両手は後ろで組みます。
(手の組み方は高校によってそれぞれで母校は拳と拳を合わせていましたが、O高は拳を上下、K高は手首を握り、S高は両手を開き親指どうし人差し指どうしを合わせ菱形を作っていました。)
両校生徒起立!私語禁止!
送る側(一塁)の応援団長が相手高に「押忍」と挨拶、足を右足を軸に閉じ。
続いて団員全員が「押忍」と叫び、後ろに組んでいた手を前で合わせ開いていた足を閉じ「フレフレ」の手振りの準備に入ります。
送られる側(三塁)の応援団長が「押忍」と挨拶、頭は起こさず下げたまま静止。
続いて団員全員が「押忍」と叫び頭を下げ「礼」の姿勢に入ります。
バトン部はバトンを下げ可愛く礼。
大団旗も相手高に向け「団旗礼」・・・・下げます。
(生徒は大団旗様が降りてきた時は「絶対手を触れぬよう」きおつける。)
送る側の団長は白い手袋をし、右手をピッと伸ばし天に掲げ一騎当千の声で!
「我々神奈川県立○○高等ぁ学校(高校名は略さず)、選手並びに応援団一同より、横須賀市立○○高等ぁ学校、選手並びに応援団へ、最後までの健闘を祈願し、ここに絶大なるエールを送るぅ~~~!
ふぅれぇ~~~~~~ィ!ふぅれぇ~~~~~~~ィ!○○高ぉ~~~~!ソ~~~~~~~レィ!」
「うりゃ!」(副団長が掛け声をかけていたが、団長がかける場合もあった)
「フレッフレッ○○!フレッフレッ○○!」
太鼓はひとひとみっつ「ダンダン、ダダ、ダン、ダンダン、んダ、ダン」
「ナォレ!」(何と言ってるのかわからない掛け声)で団員全員がもとの後ろ手に戻る。
送られる側も団長の掛け声で礼から戻る。
大団旗も再び天に向けられる。
全校生徒から大きな拍手!「パチパチパチ」
球場全体が静かになる儀式でした。
校歌斉唱は七回(ラッキーセブン)と試合後の勝利高でしたが、コールド負けをすると歌えないという事もあり初回に歌う事もありました。
エール交換の時に歌う高校もありましたが、時間短縮の為幹部の打ち合わせで「エール交換時の校歌はなし」という話が多かったようです・・・・・。
押忍!