皆さん、こんにちは。

 

連日、猛暑日が続いていますが、こまめに水分補給をして

熱中症にならないよう気を付けましょうね。

 

本日は中日本テクニカルセンターから送風機を設置する時に

気を付けてほしいことをお話しします。

 

送風機に限らず、機械を土台に設置する時に、機械側と土台側の

取付穴の位置が少しずれていて、ボルトが入れ難い時があります。

 

こんな時、「シノ」を使って穴の位置を合わせて、何とかボルトを

ねじこむことってありますよね。

 

でも気を付けてくださいね。

 

温度が高い空気を扱う送風機で、これをやると羽根車が吸込口に

接触して壊れてしまうことがあります。

 

送風機の設置が終わり、回転方向を確認する時は常温で行うことが

多いと思いますので、その時は問題なく送風機も動くと思います。

 

いざ生産が始まると高温の空気が送風機内部を通過するので、

徐々に送風機を構成する部品が熱膨張により伸び始めます。

 

生産が始まり、暫くしてから金属がこすれ合う音が発生し、

その状態で送風機を運転し続けると、やがて羽根車が変形し、

最後にはバラバラになることもあります。

 

変形した羽根車の写真です。

右が正常な羽根車、左が変形した羽根車です。

 

その時の送風機側と土台側の取付穴の写真です。

約10mmの穴が半分くらいずれているのが分かると思います。

 

この取付穴の「ずれ」と熱膨張で羽根車と吸込口が接触しました。

 

「シノ」はとても便利な作業工具ですが、高温空気を取り扱う

送風機を設置する時は、ご注意ください。

 

SDGは、送風機に係るお困り後を解決することを得意としていますので、

他社製送風機のことでも構わないので、お気軽にお声掛けください。

 

最後までご拝読頂き有難うございました。

皆さんからのご連絡をお待ちいたしております。

 

SDG株式会社 中日本テクニカルセンター

住所:愛知県岡崎市八帖北町10-15

電話:0564-30ー9028