本日の昭和電機システムエンジニアリングブログは
東日本エリア担当よりお届けいたします
本日は某大手エンジニアリング会社様から
静岡県にある某半導体製造メーカの
緊急除害装置排気送風機が起動しないとの
連絡を受け仮説を立て緊急発進しました
仮説1.シングル焼け
仮説2.異物付着
仮説3.電動機軸受がロック状態
送風機は消音ボックス内に設置された
電動機直結式7.5kWターボ送風機です
まずは仮説1.を検証します。
電動機の巻線抵抗を測定した所 UV VW WU
いずれも0.30Ω 基準値内で正常です。
電動機の絶縁抵抗を測定した所U V W
いずれも10MΩ以上で正常です。
よって仮説1は違います
次に仮説2を検証します。
送風機を分解して
ケーシング内や羽根車に異物の付着は無く
羽根車は手廻しで回ります。
よって仮説2.も違います
電動機を単体にして
仮説3.を検証します。
分解しました。
負荷側軸受はロックに近い状態で手廻しで回転せず
グリースは炭化しています
反負荷側軸受外輪はブラケットハウジングに固着しており
グリースは劣化しています
よって仮説3.がヒットしました
でも電動機を交換しなければなりません
大丈夫ですよ
持ってきていますから
復旧完了です
突発的な不具合も仮説を立て万全の準備をして
最速で対応させて頂きます
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