今回は、ちょこっとエンジニアリング部から発信させていただきます。
 

お客様から「送風機の軸受から異音がし、焦げたような臭いもするので見てほしいあせる」と相談を受けました。

「もしかして、グリースを入れ過ぎてませんか?」
軸受箱の塗装が黒く変色して臭いがあり、温度も 80度を超えていますびっくり

 
 
 
「グリース給油は毎月していているけど、入れ過ぎたかも爆笑」とのことで、側には軸貫通部から大量のグリースが押し出されていました。
 
【グリースはどこに行くの?】
①通常出荷時の軸受箱には、内部空間の半分程度のグリースが充填されています。
②グリースは使用と供に少しずつ減ります。減った分は補充が必要です。
③液化したグリスや追加補充で余ったグリスは、軸受箱内部空間の空いたスペースに吐き出されて溜まります。
④空きスペースに入りきらなかったグリースは、行き場を求めて外に溢れ出します👈いまココです
 
軸受箱の中でパンパンに詰まったグリースは、送風機の回転で無理やりかき混ぜられます。
粘りのあるグリースは回転と共に熱をおび⇒膨張し⇒圧力が上昇し⇒熱を持ち……
ご想像の通り、あっちっち??
 
緊急対応として、不要なグリースを清掃 ⇒ 新しいグリースへと充填し直しましたチョキ
 
まずは、古いグリースを清掃🎵
 
 
中のグリースはこんな状態になってました叫び
 
 
新しいグリースを補充ひらめき電球
 
 
余談ですが、グリースに含まれている、増ちょう材は種類によって相性があります。
グリースの性能を上げる為の添加物も他と混ざると、機能低下や発熱等、様々な要因となりますのでご注意ください!!