とある塾講師の徒然 -3ページ目

とある塾講師の徒然

塾講師をやっている身として感じること、考えることを書いていこうと思います。
※コメントでブログ内容にそぐわないものについては削除する場合があります。ご了承ください。的確な批判はどんどん受け付けます。

昨日から東京では中学入試が本格的に始まりました。


今の入試は短い期間に立て続けに行われます。


昨日今日、そして明日でほとんどのお子さんは受け終わるのではないでしょうか。




去年は家庭教師で2人ほど中学受験生を教えていたのでこの時期はやきもきしていましたが、今年は持っていないのでそれよりは幾分落ち着いた日々を過ごしています。


…と言っても大学受験生を何人も持っているのでここから胃の縮むような思いをしていくのですが





10年前中学受験をした自分からすると、今の中学受験のレベルは一部の分野で大きく違い面食らうことが多いです。


特に立体図形については相当レベルが上がったと思います。


これは大学受験数学の今のトレンドが立体にあることが一つ起因していると思います。


中学受験の立体はセンスを要するものが多いので算数の苦手な子にとってはかなり厳しいと思います。



ちなみに、この前東工大を受験する高校生に中学受験の問題を少し解いてもらいました。


やはり中学受験をしたことがなかったこともあり苦労していた……というか半数は解けませんでした。


それ程の問題が超難関校では平気で出題されています。




中学受験の本格的な始まり、それは今の小学5年生に残された時間があと1年ということでもあります。


この1年でそのような問題に太刀打ちできるよう力をつけさせなくてはならない。


それだけの力をつけるには相当の覚悟を持ってやらねば成しえない。


どんな進学塾に通えども小学5年生はまだ誰一人としてその覚悟を持っていません。


その覚悟を持たせる、そこからまた1年が始まっていきます。
今年度直接指導した生徒の合格者1号が出ました。



初っ端で本命、しかも相当狭き門だったので五分五分かと思っていましたが見事に勝ち取ってくれました。


結果を報告しに来てくれて「私も信じらんない」と口を抑えていたその表情にはじんと来ました。



私大入試もいよいよ始まってきました。中3も私立入試があと2週間弱、都立は4週間ちょっと。


なんとか合格した生徒の勢いを周りの生徒にも波及させていきたい、そんな気持ちです。
映像授業の利点は誰しもわかる。


講師の都合に全く左右されず生徒が都合の良い時に受けられる、よく分からないところは戻って繰り返し受けることが出来る。


これは全く持って正しいであろう。



そしてもう一つ、選ばれた優秀な講師がやってくれるから素晴らしい授業が受けられるという考え方もある。



これは本当であろうか。



今まで映像授業というものをやったことがなかった。しかし今回センター解説動画を作り一つわかったことがある。



授業はあくまで先生と生徒がいることで成り立つ。


いや、当たり前やんって話なのだがこの生徒が問題である。


そもそも同じ問題、同じ先生を用意しても同じ授業にはならない。


生徒の反応と言うか雰囲気でここをもう少し詳しくだとかちょっと印象に残る話をしようとかそういう微調整が必ずある。


しかし、映像でやる場合生徒の反応を見てなど出来ない。勿論、こんな反応が来るだろうと予想し授業を組み立てるが微調整は不可能である。


それともう一つ、生徒を当てることが出来ないというのもある。生徒を当てるのは分かっているか聞く為でもあるが緊張感を持たせること、そして体験してもらうためでもある。


例えば当てられて間違えたとき、間違った生徒はその強烈な体験により、より強く記憶に刻み込まれるであろう。


なるだけ体験をさせる、そして体験できていない生徒がいれば体験という場に引き込む、これが講師の務めである。(塾に限らず)


映像でそれをライブのレベルで行うのは不可能である。なぜならばその場には生徒という存在はあくまで講師が想定した「架空の生徒」でしかないのだから。


そのような点で「選ばれた優秀な講師がやってくれるから素晴らしい授業が受けられる」とは限らないということとなる。


解法説明などの優劣という点では優秀な講師ということで素晴らしいかもしれないがあくまでそれだけということとなる。


乱暴な言い方をすれば映像授業は「授業という形をとった参考書」でしかないとも言えよう。


これこそが映像授業の欠点であろう。


あともう一つ、解説道を作った感想としては生徒の反応がないと授業を進めにくいのである。


これは自分が生徒の反応に頼って授業している部分が大きいことの表れでもある。


実際に他の講師の方に聞いたことがないので確証はないが、映像授業をやった先生は多かれ少なかれ感じてるのではなかろうか。


ただ自分は映像授業スキルについて勉強する必要がまだまだあるなと感じた。



センター解説動画を作った感想はそんなところであろうか。


また何かの機会に解説動画は撮ってみたいと思う。
http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_date2&k=2014012401081



朝からこのニュースで衝撃を受けています。


陸上競技、それも長距離を10年以上やっていた自分としては今、最も引退してほしくない選手。


世界陸上という舞台で10000m30分台、そして5位入賞は物凄い。


そしてそれ以上にその成績を残した後「これが私の仕事」と言い切る強さが何より強烈だった。


だからこそ引退はただただ残念。





ここからは憶測です


多分彼女は陸上競技が好きではなかったのだと思います。


ただ良い成績が収められるからやってきた。


成績が収められるからこそ次の試合にモチベーションを持っていけた。


しかし世界陸上で5位。その成績は立派だったのだが本気でメダルを目指していた彼女にとってはやはり不満だったのではないだろうか。


好きでない陸上競技であるがメダルを取りたいという欲望のみをモチベーションにストイックな練習をした。


完璧な練習をし完璧なコンディションで臨みそれでもメダルを取れなかった。それが今回の引退の引き金になったのではと思います。


「燃え尽き症候群」


一言で済ますならそれで終わりです。しかし一言では言い表せない背景がその中にはあるのだと思います。



勿論、他の理由もあるでしょう。故障したという噂もありますし。


31日に記者会見ということなので本当の理由などはそこで言ってくれるのかなと思います。



引退はただただ残念。それでもモスクワのあのワクワクするような極上のレースを見せてくれた、それだけで本当に感謝です。