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とある塾講師の徒然

塾講師をやっている身として感じること、考えることを書いていこうと思います。
※コメントでブログ内容にそぐわないものについては削除する場合があります。ご了承ください。的確な批判はどんどん受け付けます。

算数・数学のできることをまるで才能のように捉える人たちがいます。


もちろんある程度以上になると少しは才能も必要かもしれませんがそれが必要なのはせいぜい偏差値60(上位15%)を超えてからからだと思っています。


東京の公立中学だと数学で通知表に5が付く生徒は15%弱なので、通知表の5というのはほぼ誰でもとれる評価ということです。


ではなぜできないのか。


それは宿題を正しいやり方でやらないからです。


例えば宿題で「○ページやってきてね」と出したとします。


苦手な生徒は大抵①~⑤のどれかに当てはまります。(番号の小さいものほど重症)


①丸付け直しをしない


②テキストに書き込む


③途中式を書かない、もしくは消す


④直しは答えを写すだけ


⑤間違えた問題は消しゴムで消す



もちろん他の教科でもやってはいけないことなのですが殊更算数・数学においてこの違いは顕著に表れます。



別に子供に罪があるわけではないです。なにせ学校の先生ですら「書き込んで提出」などという出し方をすることがあるので。なかなか指導が徹底されないんですよね。


さらに塾のテキストというのは解答欄をつけているものもあるんですよね。このようなテキストは排除すべきだと個人的には思っています(しかし今勤務している塾では解答欄付のテキストが採用されているという…(泣))。


もちろん解答欄付のテキストというもののメリットがないわけではないですが成績向上の面では阻害要因以外の何物でもないと考えています。



では宿題はどのようにすべきなのか


①途中式はすべてノートに書く


②丸付けして直しは自力で赤で書く。もう一度解きなおすときは赤枠で囲ってそこにもう一度解く。


③間違えなおしで自力で出来た問題は青ペンで丸付けをする。


④それでも間違えた問題、できなかった問題は解答を考え方、途中式含めて青ペンで写す。


⑤④に該当する問題は後日もう一度やり直す。


ここまでやってはじめて「宿題をやった」というべきなのです。



ただここまでやる生徒って本当に少ないんですよね。だからみんな算数・数学ってできないんです。


そして残念ながら集団塾というのはなかなかこのチェックが行き届いていないのが現状です。先日集団授業から自分の個別授業に回ってきた生徒も、「苦手な生徒」の①にばっちり当てはまっていました(おまけに解答をずいぶん前に失くしたとのこと)。


やっぱり宿題チェックはマメにやらないといけないなと改めて感じた瞬間でした。
ソチオリンピックも始まりもうすぐ1週間


日本はまだメダルを取れていないですが惜しいところの入賞はたくさん生まれています。ジャンプ、フィギュアなどの競技でメダルを期待したいところです。



さて突然ですが、冬のオリンピックは夏のオリンピックと何が違うのでしょうか。


もちろん冬は雪上、氷上の競技のみという違いはありますがもう一つ、採点競技が多いことがあげられます。


夏のオリンピックの採点競技は体操全般、シンクロナイズドスイミング、飛び込み、馬術があります。


一方冬のオリンピックはフィギュアスケート、スキージャンプ、モーグル、エアリアル、ハーフパイプ、スロープスタイルなどが挙げられます。


正確に数えたわけではないですが割合では確実に冬季のほうが上回るでしょう。


この採点競技、見ていて「そうか?」と疑問を挟みたくなる時が間々あります。


実際12年前にはフィギュアスケートで不適切な採点の影響で金メダルが2人に授与ということもありさらにジャッジシステムを大きく変えることになりました。



採点競技というのは本来スポーツでないものを無理矢理スポーツ化したとも言えます。


スポーツ化というのは優劣をはっきりとつけることです。


タイムを競う競技は簡単です。1秒でも速くゴールした選手が優れていることとなります。これは誰が見ても明らかです。


採点競技でも同じです。1点でも多いほうが優れていることとなります。そして理想はこの1点の違いが誰の目にも明らかであることです。


もちろんこの理想を達成するのは現実的には不可能でしょう。しかしそれに近づける努力はするべきではないでしょうか。


できるところは絶対尺度により客観性を持たせる。素人目にはわからないところは少なくとも調べたらわかるように採点基準を説明する。採点への抗議は受け付け、その場合採点の理由説明を必須とする。それがなされれば万人が納得する採点へと近づくでしょう。



スポーツというのは観客がなくても成り立たなくはないです。しかし現実としては観客がいることにより収入を得て支持を得ることにより成り立っています。納得のされない採点というのはいずれ支持を得られず衰退していくこととなるでしょう。


散々採点競技に対する批評を行いましたが競技自体が嫌いなわけではないです。フィギュアスケートは8年ほど観戦していますし、オリンピックでのスノーボード競技は技のすごさにただ唖然とするばかりです。。ただ、ずっと陸上競技をやってきた身としては採点競技の曖昧さというのはやはり納得いかないものがあったりしまして…(笑)



あと実はこの話、今議論されているセンター試験の見直しにも通じます。入試がひと段落したときにお話しできればと思います。


ソチオリンピックはまだ続きます。今日はスキージャンプの高梨沙羅選手の登場ですね。引き続き応援していきます!
1日で雪国となって驚きです。


受験生の皆さんはくれぐれも怪我の無いようにしてください。





高校受験も大学受験も倍率がそろそろ発表されていきます。


この倍率の捉え方、高校受験だけかなり特殊だなと感じます。


中学受験や大学受験は2倍を超えるのはよくあることで3倍、4倍ということも珍しくないです。


しかし高校受験、特に公立高校は多くが2倍を下回ります。1.5倍以下ということも良くあります。


倍率3倍であれば3人のうち1人しか受からないと言えます。やばいと生徒も感じます。


しかし倍率1.5倍ならば3人のうち2人受かる。なんとなく大丈夫だと感じてしまう。


では高校受験は楽なのかと聞かれるとそれはない。



大きな違いはまず受験者層の幅である。ほかの受験より公立高校受験は受験者のレベルが固まりやすい。


これは大学受験のように学部などの違いはないのでほぼ家からの近さと偏差値のみで受験校は決まることからである。



もう一つ「最も後のない受験」は高校受験である。


中学受験は受からなくても公立中学という手がある。


大学受験は減ってきているとはいえ浪人はそれほど珍しくない。


一方高校受験はそのようなものがない。どこにも受からなかった場合、どうするのだろう。



実力が拮抗し後のない高校受験、だからこそ2倍以下の倍率とはいえ怖いのである。
開会式は明日ですがスノーボード、モーグルも始まりましたし未明にフィギュアスケートの団体が始まります。



自分の注目はフィギュアスケート。


団体もありますが華はやはり個人戦。


男子シングルの羽生結弦選手と女子シングルの浅田真央選手は金メダル最有力なのですでにワクワクしています。


特に浅田選手は8年前からずっと応援しているので今度こそ取って欲しいですね。


トリプルアクセルは2回に減らして3回転ー3回転を入れるらしいので成功したら本当に世界最高難度のプログラム、是非是非期待しましょう!!!
スポーツでもなんでもそうなのですがが結果というのはそれまでの過程でほぼ決まります。


このことは皆理解しているのですがこの過程というものが単なる勉強だけと思う人が多いです。



しかし違います。



抜けているものがあります。





戦略立てです。





戦略立てというのは自己の分析と他者の分析に始まります。



自己の分析、これは苦手・得意分野だけではないです。


「苦手で時間はかかるが部分的に解ける分野」

「得意だがある一定以上の難度になると途端に全く解けなくなる分野」


などが存在するからです。



他者の分析、これは出題傾向の分析とみてよいでしょう。



この両者を終えて次に本番のシミュレーションが始まります。



「この手の問題が来たらまず初めに解きだす」

「この問題は少しでも詰まったら離れる」




出題パターンをある程度予想し、目標とする点数を取るためためにどのように解くのかこれを決めていきます。



過去問を解くときにせっかく時間を計って解いたのに、解けた解けなかったで一喜一憂する生徒がいます。


直前期に過去問を解くのは実力アップももちろんですがそれ以上に戦略の精査が大事なのです。


自分の立てた戦略に無理はないか、本当にそれで良いのか


場合によっては戦略の見直しも必要です。


そして戦略を遂行できるような実力をつけるための勉強が必要です。





・・・とここまで長々と戦略の重要性を語りましたが


小学生中学生に中々難しいんですよね。


特に自己の分析が。


分析させるとものすごくネガティブに考えてしまう生徒もいますし。


逆に自己を過大評価する生徒もたくさんいます。


漫然と言われるがままに勉強する生徒と自分で考えて勉強する生徒の違いってこんなところに大きく出るんですよね。


塾という場である以上どうしても上から「やれ」と言う場面が多くなるのですが


本当はそれも良くないんだろうなと感じています。




戦略の重要性・立て方は受験シーズンが終わったら自分の体験談も含めてもう少し語ろうと思います。