熊本市現代美術館特別展『日本の自然、人々の知恵 和食』を観に行った。
『和食』によりアートな体験が待っているように思えたのである。
熊本市現代美術館所蔵の塔本シスコ『ふるさとの海』の他にも、「あ、これは?」というのがあった。それは長谷川町子『サザエさん』。
時代ごとの和食がどのようなものだったか。これが一つの流れのように展示されていて、その中に、サザエさんの家族の食卓がある。
家庭に三種の神器が登場するなど、生活様式が大きく変化していく様が、サザエさんを通して描かれている。
長谷川町子が描く漫画そのものの魅力を感じることができた。長谷川町子の絵を見ていると、自然に頬が緩み、笑顔になっている。
(オシマイ)