天気がよくて好い気候になった。ふら~と家を出て山を歩こう。子どもの頃から親しんでいる八代市の竜峰山へと車を走らせる。

 

 

国道3号線のガード近くから、球磨川から引いている用水路に沿う昔ながらの道路に入る。すぐに左折して川田熊野座神社へと向かうつもりだったのに、ぼ~っとしていて、無意識のうちに東片自然公園、777石段のある登山口に着いた。

 

 

そういう成り行きであれば、それでいい。石段登りから山歩きを始めよう。

 

 

おそらく日課のように石段登りに勤しんでいる人たちがいる。まさしくこれはトレーニングなのだろう。自分の場合は、石段が嫌いだけど、自分の体調がその程度のものか、前のどのときと同じなのか、そういうのを確かめる。

 

歩いてみると、過去の自分と比べて、調子が好い方だろうと思う。

 

 

777段を登ったところにある聖徳太子堂にて一息入れさせてもらう。聖徳太子堂というのが、ここ八代だけでなく、日奈久温泉にもある。聖徳太子を祀るのはとても好いことのように思える。ああ、そういえば、山都町の弊立神社の境内にも太子堂があるな。そういえば、五木寛之の小説『親鸞』において、親鸞聖人が太子堂にこもって修行をした場面は、迫真の描写であったなぁ。

 

 

さて、これより射鳥峠に向けて森の中に入る。

 

 

森の中に入ると、一気に気温が2、3℃下がったか。(続く)