俵山山麓にやって来た。
11月になる。
ウメバチソウ(梅鉢草)とヒメノボタン(姫野牡丹)が咲いているうちにどうしても見ておきたかった。
どの場所に咲いているかはわかっている。
そうして西原村交流館萌の里に行ってみると、駐車場が車で一杯になっている。
例年より時季がずれ込んでいるけれど、今が秋の行楽日和というべきか。最高気温がやっと25℃くらいまでになったのだ。
そしてコスモスの畑に人が群れている。
やっぱりこの時季を代表する花はコスモス。
少し冷たくなった風に吹かれて揺れるコスモス。
誰もが風に揺れている。
細くてか弱くてもの悲しげにも見える。
誰もが細くてか弱くて悲しげなのだ。
晩秋。
(続く)