天然資源に満ちた自然豊かなスウェーデン北部、建設予定の風力発電所の利権を我がものにしようと画策するマルキュス・ブランコは、ガスカス町長ヘンリィ・サロの秘密をつかんで脅迫する。ミカエルもまた、義理の息子となるサロにどこか後ろ暗い面があると感じていた。彼はさりげなく調査を始める。
リスベットは、13歳の姪スヴァラと徐々に距離を縮めていく。しかし、スヴァラは何者かに狙われているようだった。失踪した母親が組織犯罪に関係していたことが理由なのだろうか?リスベットは母親を探し出すと決意するが......。
そして、ペニラとサロの結婚式の日、町で蠢いていた陰謀が凄惨な暴力となって噴出する――。人気シリーズ再始動!
ページを繰る手が止まらない
スリルに満ちた展開。
あの二人が帰ってきた!
『ミレニアム』シリーズを振り返ると、
スティーグ・ラーソン『ミレニアム1(上・下)ドラゴン・タトゥーの女』
〃『ミレニアム2(上・下)火と戯れる女』
〃『ミレニアム3(上・下)眠れる女と狂卓の騎士』
ダヴィド・ラーゲルクランツ『ミレニアム4』(上・下)蜘蛛の巣を払う女
〃『ミレニアム5(上・下)復讐の炎を吐く女』
〃『ミレニアム6(上・下)死すべき女』
カーリン・スミルノフ『ミレニアム7(上・下)鉤爪に捕らわれた女』
ミカエルの娘、そして孫。
リスベットの姪。
次の世代の人物が登場する。
ミレニアムも変わった。
リスベットが姪の身元引受人として関わっていく。
新たな展開、新たな物語へと変貌を遂げている。
『ミレニアム8』を早く読みたい。