このところ秋の七草の花を探し歩いた。
今年、七草のうちまだ見ていないのが、桔梗と葛の花。
桔梗はこの近くに咲いているところを知らないから見ることができない。しかし、葛はそうではない。近所を散歩していると、あちこちに蔓延っている。
これまでに見た場所をあげれば、大野川の土手、不知火カントリークラブにおいてはラウンドしている途中で見る。宇土市では轟泉公園の雨乞太鼓保存館裏の耕作放棄地、中世宇土城跡の砦跡。
だから放っておいても「あ、あそこに・・・」と、どこかで見かけるだろう。
そう思ったところで、暇だ。
何もすることがない。
買物に出かける。
そのついでに宇土市轟泉公園を歩いてみよう。
そう思い立つ。
暑くなった7、8月は足が遠のいている。
そうして車を走らせ、白山の麓に広がる畑の間を通ると、
「あれ~、これはなんだ?」
道路に車を止める。
なんという植物なのか、名前も知らないけれど、子どもの頃、見かけた。今は緑の葉が茂っているが、冬になると、茶褐色の茎だけが残される。その茎の皮を剥いだ植物繊維を収穫するためのものだろう。
いまどき、めったなことでお目にかかれない植物だと思うのだけど・・・。これも植物、農作物に詳しい方、これはなんというものなのか。教えてもらえればありがたい。
あ、葛の花を探しているのだった。
轟水源に着いて駐車場に車を止め、軽くウォーキングを始める。(続く)