少し前、自宅で夕飯を食べているとき、インスタグラムをやっているタローが
「一の峯にマツムシソウが咲いてるよ」
と言う。
インスタグラムにアップされている写真を見ながら次々に植物の名前を言う。
「ほう、もうマツムシソウが咲いているのか」。
そのときはそういう会話をしただけだった。
そうして9月になった。
台風10号が通り過ぎてようやく晴れる。
今年は珍しく毎月のように”一の峯定点観測”を続けている。まだ日中は暑いけど、朝は涼しくなったことでもあるし、「行ってみるか」とその気になった。
その気になったといっても家を出たのは午前10時過ぎ。
それから一の峯登山口についたとして11時過ぎになる。
晴れであれば、さすがに暑いだろうが、ま、様子を見ることにしよう。
西原村一の峯第一登山口に着くと、先着の車が3台。
空きスペースに車を止めて、歩く準備をしているとき、第二登山口の方から歩いてくる夫婦がいる。
「マツムシソウが咲いているそうですけど、どんな感じでしたか」
「あ、登山路にポツポツと咲いていますよ」
おお、これは間違いない。
そして登山口から歩き始めると、すぐ目の前に萩。
そしてブロガーとんさんから教えてもらったばかりのコガンピ(小雁皮)。
萩はもうちょうどの時を迎えているのではないか。
コガンピの花は、これが最後になったのかもしれない。
さて、歩き始めてしばらくの間に咲いていた草花の様子が、これである。
フジバカマ(藤袴)が咲いている。(続く)