立田山ノースサイド。
サクラ池を周回するように歩いている。
濃い緑の葉の中に黄色い花がある。
池に設えられている木道から離れていてしっかりと見ることができないけど、もしかしたらコウホネ(河骨)かな。
前にコウホネを見たのは、八代市の松浜軒(しょうひんけん)にハナショウブを見に行ったときではなかったか。ハナショウブの花が終わろうとするとき、コウホネが花を咲かせ始めるところだった。
河骨(こうほね)6月 夏
池沼や小川の浅いところに生える水草。花は直径4、5センチ、黄色く五弁で、水の上にしっかりとぬきんでた一本の茎に一つ咲く。スイレン科であるが、葉は里芋の葉に似ている。漢方薬になるという。白くて太い根茎が、骨のように見えるのでこの名がある。かはほね。
(ホトトギス新歳時記より引用)
そうして立田山からノースサイドからサクラ池の東端を歩くとき見えたのは睡蓮。
睡蓮(すいれん)7月 夏
庭池や水鉢に栽培するが、沼や池に自生もする。泥の中の根茎から紐のような茎を伸ばし、葉を水面に浮かべる。光沢のある円形の葉は切れ込みがあり、裏は紅紫色を帯びる。花も根茎から長い花柄を伸ばして水面に浮く。蓮に似て、白、紅、黄などすがすがしいほど美しい。花も葉も蓮より小さく6~8センチ。夕刻に花弁をたたみ、昼また開くので睡蓮という。羊草(ひつじぐさ)。
(続く)