6/26(水)小雨。

雨合羽を着て南阿蘇外輪山の裾野、一の峯。

 

 

歩き始めると、目の前に野バラの花がいっぱい咲いていた。

緑の葉が雨に濡れてことのほか鮮やかである。

 

 

そしてこれも珍しくはないけれど、最盛期からようやく花の時期を過ぎようかというところにさしかかったのかもしれない。

それがアザミ。

 

 

アザミといえば、中島みゆき『アザミ嬢のララバイ』。

野性味とともにやさぐれる女性をイメージしてしまう。

みんな寝静まった真夜中にダイヤル式黒の固定電話が鳴る。

受話器をとると、「ああ、あんたか。どうしたの・・・」

なんてね。

 

 

小雨が降り始めたので、ザックから雨合羽を取り出して着用する。

それまでは衣類が吸い込んでいた雨を、雨合羽がはじく音がする。

カメラをカッパの内側に包むようにして歩く。

 

 

ちなみにだけど、一の峯登山道は、雨に濡れていても登山靴のグリップがきいて滑らない。

地面の上に草の根っこが縦横に張り巡らされている。

そしてむき出しになった土の部分も硬いのでグリップがきく。

よほどの大雨のときは別として、少々の雨であれば気にせず山歩(さんぽ)ができる。(続く)