『満天星(どうだん)の花は咲いているか』

 

 

九重山扇ケ鼻をめざし、瀬の本登山口から岩井川岳(いわいごうだけ)分岐まで歩いてきた。

 

 

まばらにミヤマキリシマの花が咲いている。

ミヤマキリシマは花の盛りを過ぎようとしているか。

 

 

正直なところ、ミヤマキリシマを見ても特別な感慨がない。なぜなら今年は、5月初めに阿蘇烏帽子岳のミヤマキリシマを見てから、旭志町の鞍岳、そして“うき山の会”定例登山で行ったばかりの九重の大崩の辻と、ずっと見続けているからである。

 

 

そうはいっても、6月初旬、九重山のミヤマキリシマは有名であり、行列をなして九重山に登山者が押し寄せて来る。だからこそ混雑が予想される牧ノ戸登山口や長者原登山口からの登山を避けて、瀬の本登山口から九重山に入った。(続く)