天草の富岡海岸にやって来た。

 

 

苓北町富岡は、陸繋砂州(トンボロ)の地形。

 

陸繋砂州(りくけいさす、イタリア語:Tombolo、トンボロ)とは、本土と陸繋島とを繋ぐ砂州もしくは砂嘴の事である。

 

東海岸と西海岸を楽しむことができる。

 

 

富岡地区に入ってまず訪ねたのは、頼山陽公園。

 

 

「頼山陽って誰なん?」

と思うけど、どこかで聞いたことがあるような、ないような・・・。

幕末の儒学者だそうで、天草灘を漢詩に詠んだことで知られているらしい。

ま、ここはネットで調べて、その漢詩をアップしてみよう。

 

頼山陽『泊天草洋』

雲耶山耶呉耶越。 雲か山か呉か越か
水天髣髴青一髪。 水天 髣髴として青一髪
萬里泊舟天草洋。 萬里 舟を泊す 天草の洋
烟横篷窓日漸没。 烟は篷窓に横はって日 漸く没す
瞥見大魚波間跳。 瞥見す大魚の波間に跳るを
太白当船明似月。 太白 船に当って明月に似たり

 

 

頼山陽公園にやってきた一つの目的は、ハマジンチョウという珍しい植物を見ることにあった。しかしながら、ハマジンチョウの花が咲くのは1月から3月ということもあり、どれがハマジンチョウなのか、わからずじまい。その代わりと行ってはなんだけど、ヒルザキツキミソウが咲いていた。

 

 

それから花はまだだけど、ハマユウ。

並んでランタナの花。

 

 

南国の島、天草らしい草花が出迎えてくれた。(続く)