立田山八重山梔子(たつたやまやえくちなし)の花は咲いているか。
毎年、立田山に見に行く。
今年も見逃すわけにはいかない。
桜の花見と同じに弁当を携えていこう。
弁当は、花見のときと同じ“ヒライの弁当”にしよう。
そうしてクチナシの花を眺めながら弁当を食べるとしよう。
いざ!立田山憩いの森へ。
五校の森駐車場に車をとめる。
この頃は、立田山ノースサイドに行くことが多かったが、久しぶりにサウスサイドだ。
春の森、竹林の前を通り抜け、野鳥の森、冬の森へと歩むみを進める。
すると、カミさんが
「あっ、あれは?」
「ん?」
なんだろう。
竹林の前に桃色の草花が咲いている。
近づいてみると、これは“サフランもどき”ではないだろうか。
不知火町長崎地区の密柑山を歩いているときに見たことがある。
おお~、なんとやわらかくやさしい色であろうか。
自分一人であったら、気づかないまま通り過ぎていたであろう。カミさんが気づいて教えてくれたから見ることができた。(続く)