熊本城内の監物台(けんもつだい)樹木園。

 

 

現在無料開園中。

 

 

ふらりとやって来た人たちがいる。女性二人組は木陰のベンチに腰掛けて、なにやら話をしている。人地の男性は足早に樹木園内を歩いている。

 

 

ノカンゾウの花がひときわ鮮やかな色を放っている。

歳時記をひもとけば、

 

萱草の花 六月 夏

原野、山間などに自生する多年草で、高さ70センチ内外。宿根から叢生した茎は細長くやわらかい。鬼百合に似てやや小さく、六弁

の黄赤色の花を開くのは「のかんぞう」、庭などで見かける八重咲き、赤褐色の花は「やぶかんぞう」である。古名を忘草(わすれぐさ)というのは、「憂愁を忘れる草」という中国の言い伝えから来ている。忘憂草(わすれぐさ)。

 

 

これから、野山を散策しているときに「やぶかんぞう」を見かけることがあるだろう。それはもう少し先になるのかな。(続く)