熊本城内に監物台樹木園がある。

 

 

コロナ感染が世間で大騒ぎになってから、平成6年度末まで休園措置がとられていた。それはコロナ感染予防措置のためではなく、たまたま同時期に流行していただけのことで、熊本地震による熊本城の復旧工事が始まったからであった。

 

監物台の復旧工事が予定通りに終了し、今年の4月から樹木園が再開されたことはテレビのローカルニュースで知っていた。ずっと「行きたい」と思っていたが、行きそびれていつの間にか5月半ば過ぎになった。

 

4月から予定されていた諸々の手続き的なものが一段落したところで、ようやく樹木園に行くことにした。カミさんが一緒にウォーキングするようになり、登山用の杖を新しく買うためにサクラマチ熊本のモンベル店に立ち寄るついでの用事もあった。

 

 

まずは、サクラマチ熊本の駐車場から熊本城に向かってウォーキングを始める。加藤清正像の前には外国人観光客がたむろしている。代継橋を渡り、城彩館の塀の外側を通り抜けて、二の丸公園に向かう。

 

 

秋の紅葉の時季には銀杏並木が目につくけれど、青葉の季節には樟(くすのき)の大木が目につく。(続く)

 

P.S.

樟若葉(くすわかば)

樟は日本の樹木の中では最も巨大で、長寿を保つものである。初夏、頂からむくむくと緑の若葉が湧くように生じる。若葉の中でも独特の美しさがある。

 

若葉して千年と言う楠大樹

柴原碧水