3/10(日)球磨川を旅する。
相良藩の居城であった人吉城跡にやって来た。相良神社境内から三の丸へと上ったところだ。
平らな広い場所があり、そこからさらに上の段がある。
それが二の丸。
二の丸には杉の大木が並んでいる。
高価なカメラを首から下げている男性と会った。
「球磨川沿いの入り口から入れないので、相良神社境内から上がってきた」
というと
「いや、今は球磨川沿いの入口から入れる」
とのこと。
そうだったのか。
水害復旧工事が進んでいるのだ。
二の丸からさらに上に本丸跡がある。
ここは狭く感じる。
本丸に立っていた天守閣はそれほど大きくはなかったのだろう。
本丸から二の丸、二の丸から三の丸、そして球磨川沿いの道へと下りるとき、老夫婦と娘の三人組とすれちがう。
「どこから来られましたか」
と聞かれたので
「宇城市」
と答えると、宇城市をよく知らないようだったので説明する。
「私たちは鹿児島からです」
よく聞いてみると、志布志湾の北の方だという。
今年、志布志湾でテント泊をするつもりだというと、
「是非来てください」
と強く勧められた。
そうして球磨川を見下ろす場所に移動すると、新しい芝生が貼られていて復旧工事の完成が間近だと思われる。(続く)