3/8(金)甑島(こしきじま)。

 

 

民宿にて目覚める。朝食前の1時間、港へ散歩。

はじめにフェリーターミナルのある里港。それから東シナ海につながる西の浜。その間の砂州に密集する集落を通り抜ける。えびす様が祀られていて、屋根瓦にもえびす様を描いてある。島にとって漁業がなによりも大切なものなのだと知る。

 

さて、午前7時の朝食後、8時過ぎにチェックアウト。

上甑島⇒中甑島⇒下甑島

島内観光に出かける。

 

 

車三台に分乗して島に渡ってきた。車の行き先は“長目の浜”。

長目の浜展望所と田之尻展望所の二か所に行った。

島の一部がまっすぐに伸びる砂州でつながっていて、陸地側に淡水の池がある。

そのうち最も大きいのがなまこ池。

 

 

この日は風が強くて帽子を飛ばされないよう頭を抑えながら見晴らす。なかなかの景観である。

「砂州を歩くことができるそうなので、また来る機会があれば、今度は砂州を歩いてみたいね」

などと、言い合う。

 

 

長目の浜展望所から車を走らせ、甑大明神、鹿の子大橋、甑大橋へと移動する。

甑大橋の上に停車して歩いてみると、この日の風速16㎞。

帽子が飛ばされるのは当然として、立っているのが難しいくらいの強風である。

それまで帰りのフェリーが欠航にならないかどうか、

「大丈夫だろう」

と実のところあまり心配していなかったのだけど、

「ああ、これでは欠航になったとしても、しかたがないのかもしれない」

と思い始める。

 

島の自然に触れると、普段は眠っている感性が呼び覚まされ鋭くなっていくような気がする。

ま、あくまでも気がするだけのことだけど・・・。