なんとか登山ができるようになりたい。そのために夕散歩を始めた。ま、しかし、散歩であっても衰えを隠せない。それでも続けていれば、ある程度、身体が元に戻るかもしれない。そのことに望みをつなぐ。
とにかくやってみるほかないと思い、木・金と夕散歩を試みた。たった二日くらいでどうなるものでもないのはわかっているが、これを積み重ねていこう。
散歩の初日は不知火海干拓の堤防、次は不知火竜灯公園を歩く。こちらはアップダウンがあるので、登山のトレーニングになる。このコースを例えれば、ゴルフの山岳コースを数ホール歩くようなものである。
同じコースを2回、3回と繰り返せば、りっぱなトレーニングとなる。わかってはいても、ま、普通、そこまではしないけど・・・。
当面、テキトーに気持ちよく歩くことができればいい。ハードに歩いても「気持ちいい」と感じられるか、どうか。
前日と打って変わり、一気に冷え込んだこの日、シベリア寒気団が南下してきたのだ。
冬空。
う~、風が冷たい。
久しぶりに上り坂を少し速足で歩いてみる。
意外にも登り坂で息が上がらない。
足の筋肉の痛みもない。
あれ~、どうしたのかな。
調子がいいではないか。
一つには暑くないから、歩き易いのだと思う。
それに気分的に開放されている感がある。
気の持ちようというのがあるのかもしれない。(続く)