テント泊をするとして、次はどこに行こうか。
阿蘇か、それとも佐賀県の名護屋城跡のある玄界灘、波戸岬キャンプ場か、などと空想していた。
だけど、それができなくなった。
なぜかというと、いつも使用している車を板金塗装の依頼をして預かってもらったからである。
代車があてがわれているが、代車は近所の買い物くらいはいいけど、遠出はできない。
天気はよさそうだけど、しかたがない。
ま、近場で似たようなことをしよう。
ということで、土曜の休日は、買物。
日曜日は近所の散歩。
テント泊のときのように早朝からウォーキングして、早めに終わらせてシャワーを浴びる。その後はゴロゴロ寝転がって夕方から酒を飲む。
ま、特別なことが何もないけど、ごく普通の休日の過ごし方になるか。
土曜日はゆめタウン八代にて買物。
12月に伊勢神宮への旅行を予定している。そのときに履く冬用、カジュアルなスラックスを見繕ってみよう。
そうしてクロコダイル、ゴールデン・ベアなどの男性用品コーナーへ。
「グレーのブレザーに合わせるズボンを探している」
「どのような色ですか」
と濃い目のグレーと明るいグレーのブレザーの2本を見せてもらったので、
「この中間くらいかな」。
すると
「茶色がグレーと合う。上品ですよ。」
と直ぐに商品を手に持ち
「試着してみませんか」
「あ~、はい」。
その前にメジャーでウエストサイズを測り、2本の商品を試着室に持ち込む。
最初に履いたのはウェストが緩い。
では、次。
「あ~、これがいいです。あ、ところで値札を見ていないけど、いくらするのかな。」
1万2千円。
「おっ」
「あ、これ割引があります。お得ですよ。」
なんだかんだで2千円の割引があった。
支払う段になってカミさんが登場し、値札を見て
「ん?」
となったようだけど、何も言わずに支払いを済ませた。
出かけるとき
「5千円くらいのズボンを買おうかな」
と言っていたのに、実際は倍額だったから・・・。
接客のプロフェッショナルにより水が流れるように誘導されて、あっという間に買い物が済んだ。
「はじめから“買います”っていう顔してたんじゃないの」。
そう言うカミさんもスラックスを2本、見繕って購入。
熊本はその日夏のような気候であり、師走になっても暖冬なのかもしれないけど、冬用の衣類を準備しているのであった。
ゆめタウン八代