7/23(日)うぶやま山野草園。

 

 

昼食をどこで食べるか。

これにはいくつかの選択肢があった。

もちろん、うぶやま山野草園でも食べることができるのだが・・・。

 

 

建物内から温室へと通じるガラス戸に「天ぷら定食」の貼り紙があるのを見て、これを注文した。

何度か、うぶやま山野草園に来ているが、そのうち半分くらいは

おかみさんが入院していて「不在なので、食事提供できない」

と断られている。

 

 

そのおかみさんがいた。何かとよもやま話をしていると、なかなかに魅力のある女性。天ぷら定食を頼んでみると、要は山野草の天ぷらなので、それぞれに説明と蘊蓄が加えられる。中でも最も珍しかったのは無花果の天ぷら。たくさん収穫して冷凍保存してあるのを天ぷらにしたもの。その他は、ま、そこら辺に生えている草だけど・・・。

野趣に富むといえば、まさしくその通り。

 

 

山女魚の塩焼きは、「焼き過ぎたから、山女魚のお代は要らない」と言われたけれど、生焼けよりもむしろこんがり焼いた方が好きなのだ。ご主人が他の客の応接をしている間、そんなこんなでおかみさんと長いこと話をして、すっかり仲良しになった。(続く)