5/16(火)宮崎県の西米良へ。

 

あさぎり町の丸池にて池に生える草を眺めた後は、国道219号線をひた走る。

 

あさぎり町、多良木町、湯前町を通り過ぎると、熊本県と宮崎県との境に向けて山の中。

2つのトンネルを抜けると、宮崎県の西米良。

2つのトンネルは補修工事中でにつき一方通行。

工事の係員が赤旗、白旗を振ってゴー・ストップを指示する。

 

トンネルを抜けたところから、数ヵ所、台風、豪雨による土砂崩れが起きたようであった。

国道219号については土砂が取り除かれて通行できるが、林道になると、まだ補修ができない。

その一つが、市房山五合目登山口に至る林道。

 

 

西米良の村所(むらしょ)の橋を渡ると、国道に沿って建物が密集している。まずは村所驛物産館に駐車スペースがあり、トイレを借りた。

さて、西米良にやってきてなにをしようか。

夕刻5時までには帰宅するつもりなので、西米良滞在は3時間くらいしかない。

まずは、菊池記念館を訪ねよう。

 

 

北方謙三『武王の門』を読むと、懐良親王、菊池武光と西米良が深い関りを有するのは疑いがない。さて、どこからどのようにして菊池氏が西米良に根を下ろしたのか?

菊池記念館の次に訪ねた西米良村歴史民俗資料館でいただいたパンフレットに次のように記されている。

 

菊池家の由来

菊池氏は約500年前の文亀元年(1501年)隈府城主の菊池氏(武運)が北朝の圧迫により島原高木に逃れるさい嫡子(重為)をひそかに日向米良山中に落ちのびさせその後米良一帯(旧東米良村、西米良村、旧三財村の一部寒川)を領していた殿さまである。維新後版籍奉還の際、自分の所有林地をすべて領民に分配してその生活を助けた。(続く)