10年ほど前、花見といえば菊池城跡公園だった。桜まつりが行われており、係員に誘導されるまま公園の端っこの駐車場に移動する。そこは菊池神社から最も遠い場所になる。そこから菊池神社方面へと公園内を歩いて移動する。桜、菜の花、足元にすみれ。桜は枝垂れなど、数種類があって目を楽しませる。
数年の間はそのような花見をした。但し、ある年は余りの混雑ぶりに恐れをなして菊池公園をスルーし、そのまま菊池水源へと車を走らせたことがある。ここ5年くらいは菊池城跡に来ていない。北方謙三の小説『武王の門』を読み始めると、その頃のことが思い出される。
菊池神社に祀られているのは菊池一族で、菊池武光も祀られている。菊池武光は、征西将軍・懐良親王とともに南朝方として奮闘する。
道の駅の広場にある騎馬の武士は菊池武光ではなかったか。
さて、『武王の門』(上)を読み終えたところ、懐良親王を支える菊池武光の城にして征西府本拠が菊池城ということになる。ここで改めて菊池城跡を訪ねてみようと思う。4/29(土)からGWに突入すればドッと人出が予想されるけれど、菊池武光にならってここは突撃あるのみ。(続く)









