
この本を読むのは2度目である。
舞台は南部。九戸一族の九戸城。九州人にとって地理不案内ゆえに実感に乏しいのは否めない。グーグル・マップをパソコンの画面に表示して、九戸、三戸、久慈などの位置を確認する。
秀吉による奥州仕置きの実態がどのようなものであったか。
いつの日か、というか近いうちに九戸城跡を訪ねてみたいものだ。だけど、本を読んで聖地巡礼というのか、行きたいところが増えるばかりで、一向に実現できるように進んではいない。少なくとも強い思いが募っていくのは津軽と南部。
朝ドラ再放送で「あまちゃん」が始まったこともあり、なにかと東北への熱が醸成されていく。
P.S.
幻冬舎時代小説文庫 安部龍太郎『家康』(八)明国征服計画をほぼ同時に読み終えた。その第四章が奥州仕置。徳川家康、すなわち秀吉軍側から見た九戸政実がとり上げられている。同じ作家による小説であるから、同じように九戸政実の見事としか言いようのない生き様が描かれている。


