3/19(日) 三角町の戸馳(とばせ)島。

 

若宮海水浴場に車を停めて周囲を歩いたあと、車で島を一周。

一回りしたところで戸馳大橋を渡り、国道266号線を戻る。

 

 

昼までにはまだ時間があるので、郡浦(こうのうら)へと寄り道すると、走行中のカーナビに矢崎城跡が表示されている。

お、矢崎城跡。

これまで一度も行ったことがない。

よし、行ってみよう。

 

 

矢崎城というのは、おぼろげな記憶によると、豊臣秀吉の九州仕置き前の時代、薩摩の島津氏が九州全土を制圧しようとした。

肥後の国へと侵攻を始めた薩摩が肥後の国南部の八代あたりまでをその勢力下に収めた後、さらに宇土半島の三角の矢崎城に攻め入った。

地元武士がこれに立ち向かったけれど、薩摩に抗することができない。

これを足掛かりにして薩摩はさらなる侵攻を重ねる。

うろ覚えであるから間違っているかもしれないが、ま、だいたいそんなところだったか。

 

 

カーナビに表示された位置をイメージして、現地の案内表示に従って矢崎城を目指す。

 

 

めったなことで人が訪れることはなさそうだが、城跡への路は一応整備されている。

 

夏草や兵どもが夢の跡/芭蕉

 

夏草ではないけれど、城跡に来るとこの句がやっぱり想起される。(オシマイ)