高田郁『みおつくし料理帖』第9弾文庫本『美雪晴れ』。
みおつくし料理帖シリーズ全10弾のラスト前。
いよいよ物語はクライマックスに向けて走り始めている。
裏表紙
名料理屋「一柳」の主・柳吾から求婚された芳。悲しい出来事が続いた「つる屋」にとってそれは、漸く訪れた幸せの兆しだった。しかし芳は、なかなか承諾の返事を出来ずにいた。どうやら一人息子の佐兵衛の許しを得てからと、気持ちを固めているらしい――。一方で澪も、幼馴染みのあさひ太夫こと野江の身請けについて、また料理人としての自らの行く末について、懊悩する日々を送っていた・・・・・・。いよいよ佳境を迎える「みおつくし料理帖」シリーズ。幸せの種を蒔く、第九弾。
またしても一気読み。
残るは最終の第10弾を残すのみ。

