7/8(金)八ヶ岳の3日目。
赤岳登頂開始。
横岳のときと同じにステッキをザックにしまう。理由は両手両足が自由に使えるようにするためである。カメラは着用している山岳用ベストのポケットに収める。そうして登り始める。
赤岳天望荘からのコースタイムは50分。
急登。
ところどころで岩の塊に安定した足の置きどころのない箇所がある。
四つん這いになって、両手両足を使いながら登っていると、
「がねさん・・・。」
という失笑が漏れ聞こえる。
あまりに格好が悪いのだろう。
しかしながら重いザックを背中に背負っている。後ろにひっくり返るわけにはいかない。不格好だろうがなんだろうが、ここは安全第一と四つん這いで急坂を登る。
登り終えたところで気が付いたことは、登山靴のスカルパは、ただの一回も岩を滑ることなく、しっかりとグリップしてくれたこと。ならばもう少し直立歩行してもよかったのかもしれない。ま、しかしこれは登り終えての感想である。
36分で全員が赤岳頂上小屋に到着。
赤岳山頂では、下りに通る文三郎道のルートにザックを下ろして三角点に登る。
ま、いってみれば、ここが今回のハイライト。
パンパカパ~ンである。
たっぷりと時間を過ごす。
ちなみにだけど、赤岳は雲一つない青空。
山岳ガイドさんによれば、これほど天候に恵まれることはあまりないという。うき山の会のメンバーの運の強さがそうさせたのか。
しかしながら仮に雨や雪などであれば、自分には無理。この急坂は怖い。(続く)