5/23(月)大阪南港発の名門大洋フェリーが新門司港に到着。
「おい、いつまでも手を振っていると、相手に迷惑だろう。行こうか。」
こうして福岡組と別れた。
さて、これからは来たときと同じ道を逆コースで車移動。
九州自動車道の広川SAで一回休憩を挟んだほかは、ノンストップ。
午前中に出発点の“うき山の会”F事務局長宅に到着。
これで「大杉谷から大田が原へ」の山旅が終わったのであるが、自宅に着いたところにショートメール着信。
「車の中に手袋の片方が落ちていました。」
あ、あ~、スミマセン。車の乗せてもらった上に、またしてもミス。
数日後、洗濯してアイロンをかけた手袋がビニール袋に入れられて届けられた。重ね重ね、大変申し訳のないことである。
は~、皆さんのサポートのお陰で山旅ができたのだと思う。
トラベルギャラリーのアンケートに
「空前絶後の楽しい山旅であった。陰ながら支えられての安心、安全な山旅であった。」
と答えた。
ちなみに忘れ物をした財布が自宅に届いたのは、5/27(金)。
「週末に届くでしょう。」
桃の木山の家管理事務所の方が、財布が見つかったときに言ったとおりであった。
桃の木山の家は、電話が通じなくて、無線でやりとりをしている。山の家から歩いて管理事務所まで届けてくれる人がいて、それから管理事務所の方が郵送してくれたのである。
「当然のことです」
と謙遜しておられたが、感謝。(オシマイ)
P.S.
おおそうだ。最後に深田久弥『日本百名山』を引っ張り出してみよう。大台ケ原は深田久弥による日本百名山に選ばれている。深田久弥がどのような評価をしているのか、興味がある。
さて、深田久弥『日本百名山』P466。
90 大台ケ原山(1696米)
大和の国は日本で一番早く文化の開けた土地であるが、その南半は山岳が重畳している。その中で、南北に走っている二つの長大な山脈が、大峰(おおみね)山脈と台高(だいこう)山脈である。前者は有名であるが、後者はあまり知られていない。台高山脈とは、奈良・三重県境にある高見山から始まって南に延び、その終りに近く盛り上がっているのが大台ケ原山である。