5/22(日)大阪南港(19:00頃着/19:50発)~~~名門大洋フェリー~~~5/23(月)~~~新門司港(08:30着)
財布の忘れ物があったことを除いて、何も言うことない大満足の山旅である。
フェリーに乗り込むと、すぐに船内で入浴を済ませる。
うき山の会のUSさんが、入船後すぐに場所取りをしてくれた展望ラウンジに集まって宴会が始まった。
夕食は大阪南港近くの7イレブンでそれぞれに購入している。
“がね”はUSさんからお金を借りて買った“焼きそば”。
日本酒の一升瓶、4合瓶、赤ワイン、つまみが準備されている。
これらは割り勘。
缶ビールはそれぞれに個人負担。
楽しかった山旅の余韻に浸りながら、それぞれの思いを語り合った。あっという間に時間が過ぎていくのだが、USさんが“がね”と前後して山歩きをした女性を連れてきた。TVを見ているところを声かけしたのだという。
「登山はいつから始めたのですか」
と問うと
「始めたのは40歳くらい。地元の山の会に入っているが、次第に高齢化が進み、若い人がいなくなった。この後、北アルプスの表銀座を歩くつもり。そのためのトレーニングとして今回の大台ケ原を申し込んだ。大台ケ原は、昨年、紅葉の時季に申し込んだけど、空きがなくて、今回になった。
実は、10年ほど前に主人を失くした。それからどうしたらいいのか悩んだときに、登山を通じて前向きに積極的に生きて行こうと思った。今は、登山のおかげで生き生きと過ごしている。」
それぞれの人生を背景として山との付き合い方がある。
しみじみと味わい深い話を拝聴した。
「今回は楽しかったです。またお会いできるといいですね。」
「どうでしょうか。一期一会、二度と会うことはないでしょう。」
「えっ、社交辞令でも『また会いましょう』というのが普通じゃないですか。」
短夜や一期一会をしみじみと
がね
(続く)