「昨日、アップされました」
とDVDをくれたのは、修平くん。
それは『るろうに剣心 最終章The Final』に続いて、『るろうに剣心 最終章The Beginning』。
最終章にして、るろうに剣心の始まりの物語。
話としてはもうほぼ推測がつくというか、だいたいのところは予想できる。なぜなら『るろうに剣心』シリーズもまた順番に見てきたからである。
それを映画監督、スタッフ、俳優がどう見せるか。
さて、『るろうに剣心』は明治維新直後の混乱の時代を描く。
明治維新において傷つき、時代に取り残され、新しい時代に適応できない者たちの怨嗟と苦悩を描いている。
しかしながら、この『るろうに剣心 最終章The Beginning』はまさに幕末。長州藩が禁門の変において朝敵となり、幕府、新選組から敗走するところから物語が始まる。
そこに絡むのが剣心に許嫁を暗殺された“ともえ”。
剣心を倒すべく送り込まれた“ともえ”だったが、京都郊外の一軒家に隠れ住むうちに互いに惹かれていくというストーリー。
これでそれまでの物語とすべてがつながる。
始まりが、ラスト。
物語はエンドレス。
時代に翻弄される人々の苦悩と愛。
『るろうに剣心』捨て難し。