1/13(木)八方ケ岳。
矢谷登山口から沢沿いの道を登っていくと、穴川分岐に出る。
穴川分岐からは大きい岩が所々にデンと立ちはだかる。
片側は急斜面の狭い道、しかも積雪。
まっさらな雪道であれば、道を見失いそうになるけれど、この日は我々の他にひとりだけ登山者がいて、この場所ですれ違う。
「山頂には誰もいない。気をつけて・・・」
という言葉を残して。
それなりに注意しながら、次の分岐に至る。
新たな雪が降るので、足跡が雪に埋もれて見えなくなる。
ともかく八方ケ岳山頂に至る。
八方ケ岳というのは、その名のとおり四方八方、東西南北を見渡すことができる。
はずだが、この日は何も見えない。どんよりとした雪雲に覆われている。風が冷たいので長居はできない。どこか風を避けられる場所を探して昼食にしたいのだけど・・・。(続く)