12/11(土)『白川を旅する』。
黒川が白川に合流した白川は、阿蘇の立野峡谷から大津の平野部へと流れ出る。国道57号線から白川の南側にある県道145号線(瀬田熊本線)に移動すると、この近くにはゴルフ場があって、国道57号線の北に阿蘇大津ゴルフクラブ、県道145号線の南に阿蘇グリーンヒルカントリークラブと肥後サンバレーカントリークラブ。
50歳代から60歳代にかけてゴルフをやっていた頃、それぞれのゴルフ場に複数回行ったことがあるが、その頃はまったく白川を意識していなかった。ゴルフ場に行くときはわき目も振らず、点としてのゴルフ場をめがけて往復したものである。
ひとりで面白がって『白川を旅する』を始めたので、今回は、線としての白川を辿っている。白川周辺に広がる田畑、集落。そして白川の両側にある山並。なによりも阿蘇外輪山の裂け目にあたる立野峡谷の眺めに特徴があり、どうしてもそのポイントに目が向いてしまう。
白川水源から南阿蘇のカルデラ内流れ、外輪山を突き破る立野峡谷までを白川の上流域とすれば、立野峡谷から流れ出た白川が、大津の平野部を流れる流域を中流域と呼んでいいのではないか。その大津の中流域では、数回、車を停めて白川を眺める。
1 岩戸神社のある白川の南側、県道145号線(瀬田熊本線)を走っていると、田畑の中に木立が密集するところがある。おそらくは固い地盤があって、白川の流れを止めるものだから、ぐいと川が曲がっている。密集する雑木の裏には墓所がある。ここにも白川の水流れに負けない岩石の塊があるのだろうか。白川の南側に集落が多いようである。
2 それからは白川に架かる橋があれば、その橋の近くに車を停めた。次の橋は、森橋。グーグルマップに錦野郵便局の表示がある。県道145号線(瀬田熊本線)と県道225号線(山西大津線)がクロスするところ。山西大津線は、西原村に抜ける道路で、国道57号線が復旧工事のため長い間、通行止めだったときに2回くらい西原に抜けたことがある。
3 その次は、大津南小学校のあるところ。この辺りまで来れば、白川はなだらかな蛇行ながらも、おおむね直線的になる。山並みの間に広がる平野の面積が格段に増える。白川の北側、国道57号線沿いに大津の市街地がある。自動車のホンダがあり、大津町は発展を続けている。(続く)














