8/7(土)南阿蘇外輪山の地蔵峠。
稜線の縦走路に出ると地蔵が祀られている。見まわしたところ、これといって草花が咲いているようではない。
立秋の南阿蘇。秋の七草は望むべくもなし。
そう思って歩いていると、赤茶けた広場の低木の陰に松虫草。
お、お~、これは。松虫草が咲き始めたか。
薄紫の色がなんとも言えないなぁ。この後どこにも咲いていなくて、まさしくこの場所の一輪だったけど、たったの一輪こそが貴重である。
松虫草の隣には、干からびようとしているような撫子があった。撫子は秋の七草の一つであるが、南阿蘇における撫子はもうこれでお終いではなかろうか。
そしてその隣に、同じく一輪咲いていたのが藤袴。(続く)









