12/8(火)玉名市の小袋山(しょうだいさん)。
九州自動車道、菊水ICを下りて玉名バイパスまでは、菊池川沿いの道。
おお、そういえば、ここは“へいぞう”さんに教えてもらった野田知佑「日本の川を旅する」を読み、車を走らせた道だ。
ここが著者・野田知佑の出身地。
「日本の川を旅する」で“最初に読んだのが、『菊池川』。
菊池川は、阿蘇外輪山に源を発し、菊池渓谷、菊池市、山鹿市、和水町、玉名市と熊本県北部の主要都市を流れ下り、海に至る。
菊水ICの和水町から玉名市までの間、菊池川に沿って車を走らせる。幸いなことに菊池川は7月集中豪雨災害を免れた。素人なので詳しいことは何も知らないが、熊本県内の主要河川において河川改修工事があちこちで行われているような気がする。車を走らせながら、そんなことを思い浮かべる。
そういえば、今年の初めに抱いた夢は、もろくも崩れ去ったなぁ。野田知佑「日本の川を旅する」と宮本輝「流転の海」を読みながら、春になったら四国に渡り南予を旅する、そして四万十川流域を歩いてみたい。そんなことを夢見ていたが、新型コロナ感染拡大により、すべては泡沫(うたかた)のように消え去った。仕方なくと言ってはいけないのだろうけど、誰もいない山にばかり足を向けることになった。
人の生き方のなんと世の流れに左右されてしまうことか。まるで方丈記ではないか。(続く)











