1/30(木)八方ケ岳登山。修平くんと2人。

 

 

水涸れるという季語がある。冬は雨が少ないので川の水が涸れることをいうのであるが、このところ梅雨のような気候で大量の雨が降った。それで雨季や夏ほどではないだろうが、沢を流れる水音が山中に響き渡っている。

 

 

男滝、女滝、そして澄みきった清冽な川の水をながめながらのんびり歩く。

 

 

沢沿いの登山道は石がごろごろしているけれど、整備されて歩き易い。八方ケ岳はボランティアの人々が常々整備活動を続けているのだろう。

 

 

大岩の下に縄に弊を結んだ祠があって、その祠の名札を見ると「岩下神社」。2人して笑った。なんというわかりやすいネーミングだ。信心は薄いが、軽く一礼。

 

沢が尾根道までずっと続いている。暑いときであれば、顔や首筋を洗って火照りを鎮めさせてもらうところだけど、今は冬。あまりにも澄みきった水の流れを眺めるのみ。

 

 

そうこうしているうちに尾根道の分岐点に至る。

 

 

尾根に木枯らしが吹き抜ける。背中に汗をかきながら、鼻水が垂れる。一休みして、八方ケ岳山頂を目指して急登にかかる。

 

 

様相が沢から山に変わる。大岩、断崖、狭い道など変化に富む登山路を満喫して歩いていると、頂上らしい雰囲気の明るい場所に出る。しかしそこは頂上ではなく、ほかの登山路との分岐点。

 

 

それから400m。アップダウンしながらようやく八方ケ岳の山頂に至る。(続く)

 

 

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