「しらぬいのがね」ブログでは毎度のように細切れ記事が続くのであるが、他の方々のブログのようにスパッと1回で終わるようにすればいいのに、そう思われる方もあるだろう。そこはそれ登山そのものを目的としたブログではなく、このようなぐだぐだとよもやま話をあちらこちらへ行ったり来たりしながら進むのが決まりのようなものだから、懲りずにお付き合い願えたら有り難い。

 

今回のタイトルは「救助ヘリの訓練」。

 

避難小屋からいよいよ久住山の山頂を目指すべく、気を引き締めて歩き出すと、天狗ケ城への分岐、久住分かれ地点で「お疲れさまです」と声をかけられた。大分県の山岳救助隊員である。山岳遭難事故があった場合に備えて、救助訓練を実施しているのだ。

 

 

我々もいつお世話になるか分かったものではない。

「ご苦労様です。」

「間もなくヘリがやって来ます。ヘリのプロペラによる風圧をもろに受けないよう気をつけてください」

と指示を受けた。

 

 

少し先の中岳への分岐まで移動すれば問題ないというので、そのまま中岳・久住分かれに至る。するとほどなくしてヘリが御池方面から飛来した。そして久住分かれ上空に浮かんだまま、ヘリからロープを使用して救助訓練が始まった。救助される人を抱きかかえてヘリから地上に下ろす。人を降ろした後はロープが巻きあげられてヘリに乗り込む。これが救助隊員が交代しながら数回繰り返された。これらの様子を石に腰かけて訓練開始から終了まで見入った。

 

 

ヘリが飛び去り、久住山山頂へと歩き始めた。(続く)

 

 

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