5/16(水)熊本城二の丸公園にいる。皆さんご存知のとおり、熊本城は熊本地震により城郭や石垣が崩壊した個所があり、現在復旧工事が行われている。工事が終わるまで20年間くらいかかるだろうと言われている。

 

当然のことながら以前に比べれば観光客は激減した。城門を潜り抜けて城内に入ることはできない。建設クレーンに囲まれた天守閣を遠くから眺めるしかない。

 

 

県立美術館の展示は何か見てみると、影絵作家藤城清治展である。展示会場に入ることをしなかった。ある程度知っているし、見逃したとなれば後悔するかと自分に問うてみる。そんなことはないだろう。

 

かなり前、ジャガール展を観てからは県立美術館の中に入っていない。映画にしてもそうだ。手当たり次第になんでも観ていた学生時代や若い頃に比べれば、ホントに観なくなった。ここ数年は全く観なくなった。これも加齢に伴う自然現象なのだろうか。そうやって緩慢なる死に向かうのかもしれない。

 

 

この日、気温がぐんぐん上昇して32℃。

美術館内の「桜カフェ」でランチ。カルボナーラとアイスコーヒー。風のある緑陰は涼しいが、エアコンの効いた店内はさらに心地いい。カフェから美術館内を覗くと、藤城清治展を観に来た人は少なくない様子である。男性の姿は稀で、女性ばかりといっていい。世の中の文化面というのは男性ではなく女性によって支えられている。(続く)

 
 

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