12/17(日)大岳山から下りると、来た道の反対側、有明海岸の国道57号線に向けて車を走らせた。ずっと下りである。ブレーキを踏み続けるのを避けるために、車を坂道用のローにした。それでもくねくねと続く道のカーブではブレーキを踏み続ける。山道から集落のある網津地区に至り、ノーマルなDに戻した。
国道57号線を天草方面に車を走らせていると、有明海の干潟が見えた。干潮である。干潟には海苔の養殖で働く人々と海床路には作業用の軽トラックが海の中に見える。干上がった海の砂と水が作り出す幾何学模様も見える。そのうちに干潟がなくなり、白波を立てる冬の海の向う岸には普賢岳が間近に見えるようになる。
三角町から天草五橋の一号橋を上天草市大矢野島に渡る。渡ってすぐ右に見えるのが柴尾山(ぞうやま)。山に登る前に昼食をとるため「入船」にてちゃんぽんを食す。鼻水を垂れそうに寒い日であり、身体が温まる。それから柴尾山(ぞうやま)に行こうとして車を走らせると、右折すべきところをミスで通り過ぎてしまう。
神社のしめ縄が新しく掛けかえられ、新年を迎える準備が整えられていた。
どこで引き返すか迷っているうちに「えい、このまま車を走らせよう」と思う。そして白涛海岸に着いた。車を停めて写真を撮る。こじんまりした落ち着いた海水浴場である。子どもの頃は海で泳ぐのが一番の愉しみだったけど、年取ってからはすっかり遠ざかってしまった。このままだともう二度と海水浴をしないかもしれないから、7月初旬くらいに海で泳いでみようかな。若い頃、水泳部に所属していたことがあるくらい水泳が好きだったのだ。(続く)








