モノレールで上がったのは舞鶴城公園。
津奈木町の中央にそびえる重盤岩を含む津奈木城が別名・舞鶴城と呼ばれていたことから名づけられた。
モノレールを使わないでも、歩いてここに来ることができる。ルートが3つある。
さて重盤岩で最も目立つのは日本国旗である。作られた当初は地元民に不評だったそうだが、今では当たり前の存在になった。津奈木町役場職員として採用された新人が国旗の上げ下ろしを担当しているという。若手の登竜門といえば聞こえはいいが、新人職員いじめと受け取られかねない。都会ではアウトかもしれないが、ここは熊本県南部の田舎町である。おおらかにしてのんびりした風土なのだ。今では地元民もこれを面白がっているようだ。津奈木町で会話を交わすどの人も、人懐っこくてフレンドリーな物言いの人ばかり。こんなところで暮らす人は幸せなんじゃないかな。
舞鶴城公園の他にも、津奈木町が取り組んでいるのが「緑と彫刻のある町づくり」。
町内の橋の欄干や公園などに全部で16体の彫刻が設置されており、彫刻巡りウォーキングを楽しむことができる。津奈木町に来てすぐに食事をしたグリーンゲイトにあった彫刻が“時のカプスール”。
その他に9つある眼鏡橋めぐりもできる。これらはまた別の機会の楽しみに残しておこう。(続く)
何を閉ず時のカプセル秋の蠅/がね