探偵さんと山野さんへのコメレスで明らかになったのであるが、タローの目標は熊本城マラソンでのサブ3、がねは大雪山縦走・十勝岳縦走。

 

猛暑の最中、がねは心も体もダレきっている。

 

タローがマラソンのための夏のトレーニングとして、9月下旬予定の九州脊梁山脈トレイルラン出場を決め、7/30(日)35キロコースの4分の1に当たる舞岳登山口から小川岳まで下見のために往復したいというので出かけた。

 

 

国道218号の山都町清和の清和文楽館手前から右折して緑仙峡へと車を走らせる。まず子供の頃、バンガローを借りて宿泊したキャンプ場に行ってみた。マス釣りやバーベキューをした場所を見ると、タローはその頃を思い出した。

 

駐車場にはユリ、昼顔など、山腹には合歓の花が咲き誇り、蝶や昆虫もわが世の夏を謳歌している。暑さにうだっているのは人間様ばかりなり。もっとも清流館や緑仙峡キャンプ場にいる子供たちは元気いっぱいである。

 

 

そのときここの気温は26℃くらい。それではと舞岳集落へと車を走らせると、道端に合歓の花が咲いているのを見つけた。車を停めて写真を撮る。ネット画像で見て知ってはいたが、合歓の花を手に取るように間近で見たのは初めて。葉といい花といい、常軌を逸しているというか、不思議な木である。

 

例によって歳時記から書き写してみる。

合歓の花・・・山野に自生する高さ6~10mに達する高木。多数の小さな葉が向き合って羽状をなし、夕方には合掌して眠るように閉じるのでこの名がある。梢の先に細い糸を集めたような、半分白く半分紅色のほのぼのとした雄しべの目立つ花をつける。ねぶの花。(続く)

 

 

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