祖母山9合目小屋でオオヤマレンゲ(大山蓮華)を見た後は、千間平コースをひたすら歩きて下るのみ。
もう楽しみはない。
紅葉の時季であれば、黄色に色づいた森を眺めながら歩くという楽しみがある。今は薄緑の葉を眺めながら歩くのも楽しみではあるが、足元をおろそかにして空ばかり眺めている場合ではない。
2時間、ただ歩くのみ。
うき山の会の13名のうち、先発隊はそれはもうずんずん先に進む。最後尾にがねを含む3人が遅れて歩く。樹林帯を抜けてポッカリと広がる平地で、人数確認をした後は北谷登山口を目指して歩くのみ。
三県境を通り千間平まで来れば、下山コースの約半分。
それから先が長くて、なかなか登山口にたどり着かない。
ずっと樹林帯であるため、地面を見ながら黙々と歩く。
先発隊から大分遅れて北谷登山口に到着。2時間半かかった。
足腰に長き道のり夏木立/がね















