これまで生きてきた中で2、3回しか”すみれ”の花を見たことがなかった。
そう書いたのは事実である。
ところが今年はなんとしたことだろう。
ソメイヨシノが咲く前、外に出かけるたびに”すみれ”に出会うのだ。”すみれ”を目的としていたわけではない。目的は他にあって出かけるのだけど、毎回”すみれ”が目に入るのだ。
そして4/1(土)は”すみれ”の群生を見た。
生まれて初めてのことである。その場所はどこかというと、不知火町古屋敷地区のつつじが丘。
開花状況は如何ばかりであろうかと、ヤマツツジの事前調査だったのである。一昨年の4/5にヤマツツジを見に行ったときには、5分咲きくらいだった。それから1週間おきにヤマツツジを見に出かけた。咲き始め、満開、そして散り始め。
今年は開花が遅くてまだ全然なのだけど、ヤマツツジの木の一つに5輪とかいう程度に咲き始めたものがあった。土日の陽気に誘われて、もう間もなくヤマツツジが一斉に咲き始めるであろうと確信しての帰り道、車を運転していて気付いたくらい、”すみれ”がその辺り一面に咲いていた。
ブロガー「山の英ちゃん」が
”すみれは珍しくない”
とブログに記していたのが、なるほどとようやくにして腑に落ちた。
そうなのだ。
”すみれ”は珍しくないのだ。
時季を間違えなければ、行動範囲の至る所で”すみれ”に出会えるのだ。
今春の収穫の一つである。
時季来れば普通に咲けり花すみれ







