「騎士団長殺し」第1部顕れるイデア編を読み終えてから、第2部遷ろうメタファー編を読まなければ始まらないと思った。

 

第1部を読み終えた後の休日に第2部をTSUTAYA書店で手に入れた。仕事が忙しい最中だったのだけど、それでも読みたいという誘惑が強く、隙間を埋めるようにして読み進めた。

 

まさしく第1部が前振りで、第2部が本編である。イデアとかメタファーとか、まぁ訳の分からないものが出てきて、なんのこっちゃと思わないわけではないが、一方でこれを面白がらなくてどうするという反するものがせめぎ合いながら、強く物語に引き込まれていくのだった。

 

 

第2部を読み終わった時点でも、何がどう解決されたというのではなく、なお引き続き物語は進行していくものと思われる。第1部と第2部を合わせて前振りであり、いまだ語られぬ第3部、もしくは第4部が本編なのかもしれない。なぜなら登場人物のうち、主人公私の他の誰もが何者であるか「さわり」しか語られてはいない。免色とまりえのこれから先の物語こそが本編なのではないか。

 

なんだかんだとエキサイトしながら第2部を読み終えた。そして続編を待ち望んでいる。これってハルキストの仲間入りしようとしてるということなのだろうか。もし続編が出版されるとしたら、書店に並んで買い求めるかもしれない。

 

 

メタファーに囚われており汐まねき

 

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