2/19(日)うき山の会定例登山は八方ケ岳に16名が参加した。

登山口から歩き始めて30分ほどしたところで、女性一人が足を痛めて歩けなくなってしまった。表情を見ると顔面蒼白である。余程体調が悪いのだろう。歩き始めたばかりであるし、無理することはない。休息をとった後、登山口まで引き返して車の中で休んでいた方がいい。

 

そう言い残して、全員が山頂に至った。山頂で40分ほど休憩をとることにしていた。ところがである。足を痛めて引き返したとばかり思っていた女性が後を追うようにして山頂に現れた。

 

 

「お、お~」

どよめきが起きた。

「よく歩いて来たね」

全員が祝福する。

蒼白だった顔面が、そのときは血の気を帯びてピンクに染まっている。一目で大丈夫と分かる。本人が一番喜びにあふれている。

こんなこともあるのだ。

 

遅れてきた女性が食事をとり休憩をとって、下山開始。

下山は山の神ルート。下り始めてすぐにルートへの分岐がある。急傾斜の杉林をただひたすらに下る。この下りが延々と続く。

 

 

先発する者と真ん中と後発と3つのグループに離れてしまった。先発するグループはカニのハサミ岩へとどんどん先まで下って、再び林道への分岐まで引き返してきたのだが、後発のグループがいつまでも姿を見せない。

 

ようやく姿を見せたのを確認して林道への道を下った。林道で全員が集合するまで待つのであるが、待っても、待っても姿を現さない。クニ子さんが風邪をひいており体調がすぐれなかったのだという。夫の武揚が付き添っていた。

 

 

林道に出てから車を停めた場所まで40分歩くのだが、硬い路面を歩くのがきつい。ともあれ全員が無事に歩き終えた。帰りは道の駅水辺プラザで入浴、買い物をして、菊池市、大津市、空港経由で一般道を通り、宇城彩館に帰り着いた。(オシマイ)

 

山路苦しき息遣い

 

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