昨秋、天草を訪れたときが石蕗の花盛りであった。天草の島の至る所に石蕗の花が咲いていた。
2/4(土)上天草市松島の太郎丸嶽、次郎丸嶽に出かけて、今泉登山口駐車場に車を停め、登山靴に履き替えていざ山歩きを始めようかとするとき、斜面に石蕗の葉の濃い緑色が目についた。
近寄り写真を撮ると、花の部分が綿帽子のような胞子の塊のようになっている。石蕗には存在の力強さ、生命力があるように思う。
登山口まで集落の道を歩くと、畑で食用の野菜を作っている。切り干し大根が軒先につるしてある。金柑の実が成っている。生活に必要な物を家の周囲に植えてある。
庭に白梅と薄いピンク色の梅が咲いていた。今年初めて見る梅の花。これは生活に彩りを添える観賞用である。離れて見ると木の枝に白いものがぼやけたようであるが、花に近づいて一輪ずつ見ると梅の花もまたくっきりとした明確な主張をしている。薄桃色の梅は上品で清楚な印象を受けた。
畑仕事をしていたり、道端に腰かけてのんびりしているお婆ちゃんと挨拶を交わしながら歩いているうちに、上り道が林の中へと吸い込まれていく。(続く)





