地図で見ると奄美大島の近くに米粒のように見える島がある。

これが喜界島である。

一周すると40~50㎞。

サンゴ礁が浮き上がってできた島で、標高の最も高いところで210mほど。

1年に数ミリずつ隆起を続けているという。

島にはサトウキビ畑が広がっていて、黒糖焼酎が作られている。

「喜界島」「朝日」などの銘柄があり、レベルが高く、おいしい。なぜなら分かるか。徳洲会病院で採用面接を受けたときにジローがお土産に「朝日」を買ってきたとき、飲んだから。


さて、採用が決まり、5/26(木)だったか、ジローは鹿児島港から船で喜界島に渡った。

喜界島の港に午前4時着予定だったが、早朝にもかかわらず徳洲会病院の事務長が車で出迎えてくれた。

なんとジローが喜界島に赴任することが島中の人々に知れ渡っており、船での渡航中に見知らぬ人から「あなたがその人ではないか」と話しかけられた。

賃貸アパートに着いたその日、大家さんから「予定がなければうちに来て夕飯を一緒に食べないか」と誘われ、有り難くごちそうになった。

初めて外食をした居酒屋で島の焼酎を注文したところ、1杯目の料金のみを支払い、その余はサービスしてくれた。



 etc.






肝心の病院勤務においても懇切丁寧ですこぶる仕事がしやすい。ようやく仕事に慣れてきたかというところで、緊急手術対応スタッフの一員として午前2時まで超過勤務を経験し、翌日は通常通りの勤務だったそうであるが、病院から必要とされるようにもなった。

当月払いの初給与も出た。


プライベートでは休日に島を一周するためのロード・バイクの整備を終え、パソコンのインターネット環境整備も終えた。1か月で生活環境の整備が整いつつある。誰一人として知る人のいない島での暮らしではあるが、島の人々の親切を受け、まずは順調な滑り出しのようである。